【大阪杯】優勝:ドリームジャーニー

2009(平成21)年4月5日阪神、G2・芝2000m フルゲート16頭、晴・良

順位 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り 馬体重
1着 (8) ドリームジャーニー 牡5 57.0 池 添 1.59.7 34.0 428( 0)
2着 (11) ディープスカイ 牡4 59.0 四 位 ク ビ 34.2 510(- 8)
3着 (2) カワカミプリンセス 牝6 55.0 横山典  2  33.8 480(- 8)
4着 (4) アドマイヤフジ 牡7 57.0 川 田 ハ ナ 34.8 536(+ 6)
5着 (10) ダイシングロウ 牡5 57.0 藤岡佑 ク ビ 34.1 506(+ 4)
  • レースはヴィクトリーが気分良く逃げてある程度の流れるレースとなった。ただ、ラップは1000m60秒。平均的だが、このクラスではややスロー。結果的には直線の瞬発力比べとなった。1番人気のディープスカイ、もともとこのレースではそれほど勝負に行く必要もないのだが、それにしても久々はあまり良くないとの懸念が的中。叩かれて良くなるタイプということを再度認識させられたレースとなった。
  • 道中はパワフルな走りで中団の外を追走。手応えを持て余す行きっぷり。だが、4角から満を持してスパートをかけるも、ピタリとマークされていたドリームジャーニーにゴール前で先着を許してしまいそのままゴール。とりあえず、抜け出してからしぶとく勝ち馬に喰らいついていた。最後簡単には抜かせないあたりに力を感じさせ、初戦としては及第点だろう。59キロの影響もあるだろうが、やはり叩かれての馬と考える。一方で、負けたとはいえ内容はまずまずだが、結果を残して欲しかったという思いもある。昨年の春は世代王者として圧倒的な強さを見せ、秋は古馬と対等に渡り合った馬。ダイワスカーレットが去った今、当然古馬路線の中心としての期待は大きい。順当に勝って安田記念へ進んで欲しかったが…。
  • 1着ドリームジャーニーは、ディープスカイ陣営が「負けるとすればこの馬」と睨んでいた馬。復調なってきた。前走の中山記念でも、雨で渋った馬場にも関わらず鋭く伸びた。今回はディープスカイを徹底的にマーク。1頭に的を絞れるメンバー構成で、ある意味では乗りやすかったかもしれない。ディープスカイがかつての後方一気から脱皮し、中団〜先団待機策を選んでいる今、かつての自分のように後ろから差してくる馬だけが脅威と言える。
  • それにしても、うまく短い区間の瞬発力勝負に持ち込んだ。このレースのポイントは最後の直線400m。エアグルーヴが勝った98年以来、実に11年ぶりのラスト400mが22秒台という、極限の瞬発力勝負による決着。確かに、ディープスカイの切れ味も特筆モノであることは周知の通りだが、その瞬発力は直線が長い東京、阪神外回りなどでこそ発揮される。一瞬の切れという点ではドリームジャーニーも現役屈指。使われている分、斤量差を生かしきって勝利を呼び込んだ。
  • 3着カワカミプリンセスは、馬群から離れた後方から。直線で大外を怒涛の追い込み。33秒8の脚。復帰後、割合に正攻法のレースが多かったと思うが、これだけの脚を使えると分かったのは収穫。ためる作戦が意外に合っているのかもしれない。4着アドマイヤフジは、先団でスタミナを生かすレース。今回は最後の切れ味比べとなってしまった分だけ分が悪かったが、それでも上位争いに最後まで加わった。さすがにこのクラスでは相手が強かったが、好位からの粘りが身上のこの馬。まだまだ重賞戦線で安定した成績を挙げられそうだ。
  • もう1頭の人気馬、マツリダゴッホは7着。最内枠スタートで、1角を回るところで窮屈になるところもあったが、上がりの脚比べでディープスカイ、ドリームジャーニーを待ってしまっては…。道中、前が開かなかったのもあっただろうし、前半で力んだこともあったのだろうが、ちょっと大事に乗りすぎ。スパートをかけたのは、ポッカリと前が開いた4角から。もっと積極的に4角まで立ち回って欲しかったところだった。いいか悪いか別として、この馬はこういう競馬しかできない。
  • 研究員アサノ プロフィール
    レース回顧やコラムが中心の競馬メルマガ「2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン」主筆。早稲田大学にて助手を務めた後、現在は某研究機関にて地域政策研究に従事。趣味は全国の競馬場巡りで、これまでに中央地方合わせて20以上の競馬場を踏破している。
  • 2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン
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