【関屋記念】優勝:スマイルジャック

2009(平成21)年8月9日新潟、G3・芝1600m、フルゲート18頭、雨・稍重

順位 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り 馬体重
1着 (13) スマイルジャック 牡4 56.0 三 浦 1.32.7 32.5 484( +8)
2着 (12) ヒカルオオゾラ 牡5 56.0 武 豊  1  32.7 512( 0)
3着 (14) マイネルスケルツィ 牡6 56.0 石橋脩 1 3/4 34.0 522( 0)
4着 (17) キャプテントゥーレ 牡4 56.0 川 田 ク ビ 33.8 462(+16)
5着 (15) キャプテンベガ 牡6 56.0 吉田豊 ク ビ 33.5 454( +4)
  • 雨が断続的に降り続いた新潟競馬場。馬場への影響が懸念されたが、結果は32秒台の上がりを繰り出した2頭のワンツーと全く影響なし。例年通り、高速の上がりの決着となった。ペース自体は特に前年までと変わりなく、前後半の時計も平均的。ただ、やはり新潟の外回り。最後の400mが極端に速くなるレース。こうなると、極端な末脚を使える馬が有利となる。上位2頭はともに32秒台の速い上がりを使った馬。そして折り合いに不安があるという点で共通していた2頭。
  • 勝ったスマイルジャック。三浦騎手が、初コンビのスマイルジャックをうまく導いた。道中は中団のやや後ろで待機。直線入ると徐々に外へと出していき、馬場のいいところを選択して32秒台の末脚を引き出すことに成功。三浦騎手にとっては、丸1年ぶりの重賞勝利となった。折り合いに不安のあったスマイルジャックだが、平年並みのペースではあったが、うまく流れに乗ってキッチリと道中折り合えたのが最大の収穫。ダービー2着があるが、基本的には現状、気性の面からマイルがベストだろう。ここのところ、うまくハミが抜けないなど馬に力が入りすぎてしまうことが多く、本来の実力を出せなかった。若手騎手をあえて乗せたそうだが、三浦騎手の手綱さばきが要因なのか、それがうまくはまった。加えて、伸び伸びと道中走れる上、切れ味を生かせる新潟のような広いコースは合っている。気性面から距離の制約はあるが、もっと幅広い距離で出世していい器だろう。
  • さて、2着のヒカルオオゾラも勝ち馬と同じく折り合いに不安のあるタイプ。しかし、こちらもいつもの引っかかり癖が心配されたが、今回は武豊騎手が手こずりながらも、後方でうまくなだめて、脚をためることができた。前走は掛かり気味に道中で体力を消耗してしまい、最後に後ろから来たシンゲンに捕まったが、今回は前にいたスマイルジャックを抜くことができず…。鋭い決め手を繰り出せるという自身の上がりの限界値を知ることができたのは大きいが、かといってまたスムーズに道中、脚をためられるかは不安…。今後のために果たしてこれで生きてくるか…。ただ、重賞を勝てる力はある。しかし、勝負とは何かがうまく噛み合わなければ勝ち運は巡ってこない。実力というよりも廻りあわせが必要だ。
  • 4着のキャプテントゥーレは収穫の大きいレースだった。久々で体重増は当然。ここは先々を見据えての先団に控えるレースだったが直線では悠々と手ごたえいいままに抜け出すタイミングを探るというレース。直線半ばで反応よく勝ち負けと思われたが、最後は捕まってしまった。ただ、いかにも「休み明け」というレースで、地力の高さを再度示せたのは大きい。皐月賞は展開にかなり恵まれた逃げ切りで、個人的には実力の評価を確定させることは難しいと考えていたが、この内容であれば長期休み明けのタイトルホルダーとしては及第点以上。正攻法のレースでも問題なく、今後さらに楽しみが広がった。
  • 16着マルカシェンクは出遅れがすべてではあるが、見せ場も作れなかったのはきになるところだ…。
  • 研究員アサノ プロフィール
    レース回顧やコラムが中心の競馬メルマガ「2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン」主筆。早稲田大学にて助手を務めた後、現在は某研究機関にて地域政策研究に従事。趣味は全国の競馬場巡りで、これまでに中央地方合わせて20以上の競馬場を踏破している。
  • 2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン
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