【セントライト記念】優勝:ナカヤマフェスタ

2009(平成21)年9月21中山、G2・芝2200m、フルゲート18頭、晴・良

順位 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り 馬体重
1着 (17) ナカヤマフェスタ 牡3 56.0 蛯 名 2.12.0 35.0 452( -6)
2着 (11) セイクリッドバレー 牡3 56.0 松 岡 1/2 35.0 470( +2)
3着 (14) フォゲッタブル 牡3 56.0 吉田隼 ク ビ 34.9 482( -4)
4着 (12) アドマイヤメジャー 牡3 56.0 安藤勝 ク ビ 34.8 444( 0)
5着 (3) ヒカルマイステージ 牡5 56.0 横山典 1 3/4 36.3 496( -6)
  • ラップタイムを見てみると、中盤から後半の11秒台の区間の長さが目につくだろう。1000m通過後から実に4ハロンにわたって11秒台が続くという、淀みのない流れとなった。当然、基本的には2200mというスタミナが必要な距離という点からも、先行馬には厳しいレース。実際、前にいた馬の多くは、そのそもそもの力量は別としても惨敗。展開の助けがない中で、ことごとく下位に沈んでしまった。しかし、ナカヤマフェスタは先団の一角でこの流れに労せず追走。むしろ、こういう流れこそこの馬には合っている。蛯名騎手もこの人らしい中山での乗り方ではあったが、この馬の長所を分かっているのだろう、4角で外から前を襲って早くも先頭へ。強気に勝ちに行くレース。最後の2ハロンは壮絶な叩き合いとなり、さすがに12秒台にペースを落とした。だが、急坂の中山コースではそれは当たり前。むしろ、極端にペースが落ちなかったことが驚き。ここで壮絶な叩き合いとなり、ナカヤマフェスタにセイクリッドバレーが迫るが、さらに二の脚を使って再度伸びて快勝。2分12秒ジャストの時計も評価できるが、それ以上に内容を評価していいだろう。メンバー中、ダービー最先着馬の威厳を示した。
  • 新馬戦と東スポ杯、可能であればそのレースを参照してほしいが、しぶとく勝負根性の馬であるナカヤマフェスタは、地力が試される条件であるほどに力を発揮する。泥んこ馬場となったダービーでも、中間スムーズでなかったにも関わらず4着。今回は全く違う馬場状態ではあったものの、しぶとさが生きる舞台だったという意味では共通している。長い区間で一定のペースで流れた今回は、この馬にとって最適の舞台だった。菊花賞もまた、長い脚が必要とされるレース。3000mという距離への適性がどうかだが、いわば「ペース適性」は十分。楽しみだ。
  • 2着セイクリッドバレーは、前でレースができたのは収穫だろう。このところは後方待機で末脚勝負をかけるレースだったが、今回先行してこの厳しい流れに乗って、さらに最後は勝ち馬に迫ったのだから大したもの。内の苦しいところをうまくついた松岡騎手のウマさも光ったが、馬の力も立派。自在性が高く大負けしないタイプ。3着フォゲッタブルは、長めの距離を使ってきたことが生きた。ただ、中団から追い上げたものの、最後は脚が止まってしまったあたりは力の差だろうか。
  • 1番人気に推されながら、4着に終わり権利にわずかに届かなかったアドマイヤメジャーの安藤勝騎手は、結果的には後ろに控えすぎてしまったが、ここまで前が止まらないのは多少計算外だったのではないか。道中は後方で待機させるという、今までのレースぶりとは違う選択。脚を計る意図、あるいは権利狙いでもあったのだろうか、結果としては残念。差しだけで帳尻を合わせられる条件ではなかった。2着馬と対照的な結果に…。
  • 研究員アサノ プロフィール
    レース回顧やコラムが中心の競馬メルマガ「2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン」主筆。早稲田大学にて助手を務めた後、現在は某研究機関にて地域政策研究に従事。趣味は全国の競馬場巡りで、これまでに中央地方合わせて20以上の競馬場を踏破している。
  • 2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン
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