【フィリーズレビュー】優勝:サウンドバリアー

2010(平成22)年3月14日阪神、G2・芝1400m、フルゲート16頭、晴・良

順位 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り 馬体重
1着 (5) サウンドバリアー 牝3 54.0 渡辺薫 1.22.8 34.8 466( -6)
2着 (15) ラナンキュラス 牝3 54.0 四 位 ハ ナ 35.2 444( +6)
3着 (3) レディアルバローザ 牝3 54.0 和田竜 ク ビ 35.5 466( 0)
4着 (2) ロジフェローズ 牝3 54.0 横山典 アタマ 34.7 436( -6)
〃着 (11) ニシノモレッタ 牝3 54.0 浜 中 同 着 35.1 478( -2)
  • 一段落桜花賞に向けて注目は2点。まずは初芝となるラブミーチャンが、笠松スターホースの系譜を引き継ぎ、桜花賞へ進めるかどうか。そして、もう一点は素質馬ラナンキュラスが、アパパネ、そして前日アネモネSで一応の結果を出したアニメイトバイオら阪神JF(G1)で後塵を拝した面々に再び挑戦状を叩き付けられるような結果が出せるかであった。しかし、結果はノーマークに近かったサウンドバリアーの差しきり勝ち。基本的には、現在有力とみなされている馬たちの勢力関係は維持された結果となったのではないか。
  • 一段落予想通りラブミーチャンが快足を飛ばして逃げていくレース。ただ、レースラップ自体はそれほど激しいスピード争いとはならず、600m通過が35秒ちょうど。これは過去10回で最も遅い時計。1番人気のラナンキュラスは先団やや後ろの外を追走。どのようにでも立ち回れる位置。ただ、流れがあまり向かなかったか。3ハロン目からのハロンタイムが、11秒8〜12秒1とわずか0秒3の間で最後まで推移するという展開。前半がスローだったこともあり、最後までラップが落ちず、しっかりと脚が使えるかが問われる瞬発力比べの一戦となった。ラナンキュラスは久々ということもあり、なかなかエンジンが掛からず。4角手前で四位騎手、強気に動き始めたがなかなか前との差が縮まらない。直線半ばでようやく先頭に立ったが、ここで早めに動いた分、脚が止まり伸びきれなかった。もともと瞬発力という点に限ってみれば、特筆すべきものを持っているというタイプでもなかった。今回は叩き台だろうが、先団でジワッと伸びるようなレースが本来は持ち味。その点では、マイル以上が力を発揮できる馬なのかもしれない。格好はつけたが、果たして阪神JFの勢力図を覆せるかは…。
  • 一段落勝ったのは、中団後ろで待機していたサウンドバリアー。4角で外に出すとしっかりと最後まで伸びて、先に抜けたラナンキュラスを差しきった。折り合いも問題なし。前走エルフィンSでは、後方からインを突いたものの馬群の中でごちゃついてしまい、最後まで脚を使い切れずに負けてしまった。しかし、今回は大外に出して急襲。前々走のレースとあわせて考えると、この馬の持ち味は瞬発力は瞬発力でも残り400mぐらいの限られた区間での末脚だろう。初勝利を飾ったレースでは、京都の内回りで最後方から一気のごぼう抜き。今回も4角回ってから一気に伸びて先着。純粋な上がりの脚比べとなった今回のレースで持ち味が生きた。ただ、距離自体はマイルも問題ないが、直線の長い桜花賞では3ハロン伸びる末脚が問われる。スムーズにレースができるようになったのは収穫だが、ギリギリまでためてどこまで伸びるか…。
  • 一段落3着はレディアルバローザ。前々でレースを運び流れに乗った。このペースであれば、当然位置取りのアドバンテージも含めて評価する必要があろうが、それでも最後の最後まで勝ち負けに加わった能力は評価。ワンペースで厳しい流れを自分から作って行っても面白いかもしれない。4着はロジフェローズとニシノモレッタが分け合った。ロジフェローズはスタートで出遅れ後方から。直線ではコースを外に向けるのに多少ロス。切れ味を生かしきれず。ニシノモレッタは、スムーズに馬場の中ほどを抜けてきたが、最後一歩足りず。上位馬とは切れ味の差が出たか。
  • 研究員アサノ プロフィール
    レース回顧やコラムが中心の競馬メルマガ「2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン」主筆。早稲田大学にて助手を務めた後、現在は某研究機関にて地域政策研究に従事。趣味は全国の競馬場巡りで、これまでに中央地方合わせて20以上の競馬場を踏破している。
  • 2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン
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