【日経新春杯】優勝:トゥザグローリー

2012(平成24)年1月15日京都、G2・芝2400m、フルゲート16頭、曇・良

順位 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り 馬体重
1着 (3) トゥザグローリー 牡5 58.5 福 永 2.23.7 34.3 542( +6)
2着 (11) ダノンバラード 牡4 56.0 岩 田 1 1/4 34.9 478( -2)
3着 (9) マカニビスティー 牡5 56.0 小 牧 1/2 34.3 486( -4)
4着 (7) ビートブラック 牡5 57.0 浜 中 1/2 35.4 520(+10)
5着 (1) スマートロビン 牡4 55.0 安藤勝 1 1/4 35.7 552(+26)
  • スマートロビンが先手を取って刻んだペースは59秒1。意外だったのは、ビートブラックが2番手につけて行ったことだろう。確かに前々でも競馬ができるタイプで、京都大賞典(G2)でも4番手で競馬をして好走。ただ、突っかかっていくような2番手ではなく距離を置いての追走。
  • スマートロビンがマイペースで飛ばしていって59秒台。ナムラクレセントは、このペースでうまく折り合って3番手。人気のトゥザグローリーは中団のイン、ダノンバラードと併せるように池江厩舎2頭で続いていく。先団を見ながら走れるいい位置。
  • 前半で脚を使ってハナを奪ったスマートロビンだが、その後も脚を緩めることなくいつものようにいいペース逃げを続けていった。1000m59秒1もそうだが、勝負どころとなる3コーナーの坂上の残り800mでのタイムは1分36秒8とハイペース。さらにその直後からいつものように11秒台でスパートしていったのだから、スマートロビンは少し行き過ぎだった。当然、結果として、地力で優る上に展開に味方された差し馬が最後に台頭することとなった。
  • 3コーナーから下りに入ると、ダノンバラードが中団から先団に進出。全体的にペースが上がり、先行馬には厳しい展開。しかし、ビートブラックは手ごたえが悪くなりながらも2番手からさらに前へ。直線ではスマートロビンとの叩き合いとなったが、展開が厳しかった分だけ後ろにいた馬たちが追い込んできた。トゥザグローリーは中団のインに閉じ込められながらも、4コーナーで2、3頭分外に素早く転進。福永騎手には京都外回りでは大きく4コーナー過ぎでインのスペースが開く。ここでインを突くという選択肢もあったが、馬場のいいところを通りたいということもあったのだろう。ゴーサインが出ると残り400mでエンジンが掛かると一気に突き抜けた。僚馬ダノンバラードを抑えて着差以上の完勝。
  • トゥザグローリーだが、有馬記念(G1)で2年連続の3着と古馬路線での一線級の実力を示しながらも、昨年はちぐはぐな年となってしまった。天皇賞・春(G1)では1番人気ながらも掛かってしまい競馬にならず。ただ、タメての爆発力は一級品。天皇賞・秋(G1)でも一瞬の切れを見せたが、広いコースで一瞬の脚を使える競馬合っている。今年こそ、大きなタイトルを狙いたいところ。気性の面でも成長の上積みは見込める。素質は足りるはず。
  • 2着ダノンバラードは復活に手がかり。前々で強気の競馬。距離はこれぐらいの方がいいのかもしれない。3歳時の皐月賞(G1)でもしぶとい競馬をしていたが、一瞬の脚というより、粘る脚で上位を狙う競馬を。3着マカニビスティーは、長い距離は走るがこのクラスでも来るとは…。前走とは違い、脚をためて直線勝負で新しい面を見せたのは収穫だろう。上がりの勝ち馬と同タイム。ダービー馬がステイヤーとして堅実さを発揮。4着ビートブラックは結果的には控えた競馬でも良かったか…。外の馬場が伸びる京都で最後の直線でマカニビスティーのように鋭い脚を使えていたかも…。ただ、先行して最後まで粘ったのは収穫。地力勝負でこの競馬は立派。幅が広がった。5着スマートロビンは、直線半ばまでいい勝負だったがさすがに前半の飛ばしたペースが応えた。もっと大事に乗ったら違っていたかもしれないが…。ただ、現状このメンバーでは力が足りないか。人気になりすぎた気も…。馬体重の増加も敗因だろうが。
  • 研究員アサノ プロフィール
    レース回顧やコラムが中心の競馬メルマガ「2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン」主筆。早稲田大学にて助手を務めた後、現在は某研究機関にて地域政策研究に従事。趣味は全国の競馬場巡りで、これまでに中央地方合わせて20以上の競馬場を踏破している。
  • 2回中山3日目やや重−中央地方競馬マガジン
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